本記事のテーマ
レトルト介護食 キューピー「やさしい献立」VS アサヒ「バランス献立」
区分2(歯ぐきでつぶせる) 肉じゃがを食べ比べてレポートします。
はじめに
レトルト介護食を販売しているメーカー「キューピー」と「アサヒ」(旧 和光堂)。
2社からはユニバーサルデザインフードが定める区分の区分2「歯ぐきでつぶせる」レベル「肉じゃが」という名で似たような商品が販売されています。
定番の家庭料理ですが、介護食となると味は落ちてしまうんでしょうか。
キューピー 「やさしい献立」肉じゃが 実食レビュー
食べ方
沸騰させて加熱を止めたお湯に入れて2分
もしくは 中身を皿に出してラップをして電子レンジ500W20秒
栄養成分表示1袋(100g当たり)
エネルギー | たんぱく質 | 食塩相当量 |
85kcal | 3.8g | 0.8g |
実食レビュー
袋から出すと煮物の優しい香りがしてきます。
肉じゃがのじゃがいもは結構大きいかたちで入っています。
食べてみると柔らかいので口の中で簡単に潰せる硬さです。
じゃがいものごろっとした感じが見た目にも肉じゃが感を出してくれます。
和風の旨味もしっかり感じられます。
トロミの感じもじゃがいもなどが煮崩れてついた感じでわざとらしい感じがありません。
加熱しすぎて煮すぎたら具材の形がなくなっちゃったー!
ってな感じの自然な味。
甘さが強いので、甘めの煮物が好きな方は好きな味ですが、しょうゆベースの塩っ気の強い味が好きな人には好き嫌いが分かれるかもしれません。
アサヒ「バランス献立」肉じゃが 実食レビュー
食べ方
沸騰させて加熱を止めたお湯に入れて3分
もしくは中身を皿に出してラップをして電子レンジ500W40秒
栄養成分表示1袋(100g当たり)
エネルギー | たんぱく質 | 食塩相当量 |
82kcal |
2.8g | 0.8g |
こちらはにんじん、じゃがいもが固形の状態でしっかり残っています。
こちらもレトルト特有の臭みは全くなし。
甘い味付けが好きな方は好きな味ですが、塩っ気の強い味が好きな人には好き嫌いが分かれそうな味付けです。
キューピーに比べると甘い中にもさっぱりさを感じます。
具材の大きさが均一で食べやすいかもしれませんが、全て均一な感じがレトルト感を出してしまっている印象です。
2つ商品の違い
2つの商品の違いをまとめてみました。
キューピー | アサヒ | |
調理時間 | お湯で2分(500W20秒) | お湯で3分(500W40秒) |
具材形態 | じゃが芋以外は煮崩れ。 | 全ての具材の形が残っている |
カロリー | 85kcal | 82kcal |
食塩相当量 | 0.8g | 0.8g |
たんぱく質 | 3.8g | 2.8g |
カロリーや食塩相当量はほぼ同じ。
味付けも甘めでほとんど同じでした。
大きな違いは具材の状態です。
キューピーはごろっとしたじゃがいも以外は全て煮溶けたような形態。
アサヒは均一に全ての具材が残っています。
溶け出した野菜の旨味も一緒に味わうことが出来ました。
甘い料理は口に甘さが残ることが多いですが、アサヒは甘みはあるけれど、どちらかと言えば後味さっぱりした味わいに感じました。
▼こちらの記事で「レトルト臭の原因はコレ!嫌なにおい解決法」をご紹介しています。▼
嫌なレトルト臭がなくなるとより美味しく食べられる♪
まとめ
今回はレトルト介護食を販売しているメーカーのキューピーとアサヒ(旧 和光堂)の区分2(歯ぐきでつぶせる)「肉じゃが」を食べ比べしました。
私がまた買うなら、自然な手作りに近い味に感じられたキューピーの肉じゃがです。
(ちなみに私は煮物も甘め味付けが好きです。)
甘いのが苦手な方はアサヒの肉じゃがが後味もさっぱりしていておススメです。
ごはんと合うので、食欲がない時にもごはんがすすむ味付けだと思います。
栄養面では、どちらも比較的小さめでこれ1品とごはんで1食分にするには少ない印象です。
高齢者にとっても大切な栄養である「たんぱく質」も少ないです。
1食のお食事としてボリューム・栄養的に成立させるには、これらのどちらか1品にごはんとあともう1品たんぱく質が多いお肉・お魚・お豆腐を使ったお料理を食べられると理想的です。
▼今回試食した”レトルト介護食”はネット通販で購入しました▼
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