【管理栄養士が実食】高齢者向け宅配弁当おすすめ6選|タイプ別に選び方を解説
はじめに
親の食事が心配になり、宅配弁当を探し始めても、
「種類が多すぎて違いがわからない…」
と感じる方は少なくありません。
実際、高齢者向け宅配弁当には、
- 普通食
- やわらか食
- ムース食
- 持病に対応した食事
- 見守り付きの配食サービス
など、さまざまな種類があります。
人気ランキングだけを見て選んでしまうと、
「思っていたより硬かった」
「親が食べてくれなかった」
「もっと別のサービスが合っていた」
ということも少なくありません。
私は管理栄養士として、高齢者の食事相談に携わる中で、実際に多くの宅配食や介護食を試してきました。
この記事では、実際に食べた感想も交えながら、高齢者向け宅配弁当をタイプ別にご紹介します。
ご本人の「食べる力」や生活スタイルに合ったサービス選びの参考になれば幸いです。
まずはここを確認!親はどのタイプ?
宅配弁当を選ぶときに一番大切なのは、人気ではなく「食べる力」に合わせることです。
まずは、お父さん・お母さんがどのタイプに当てはまるか確認してみましょう。
普通食が食べられる
- 肉や魚も問題なく食べられる
- むせることはほとんどない
- 食欲も比較的ある
▶ 普通の宅配弁当がおすすめです。
少し噛む力が弱くなってきた
- 肉が硬いと言うことが増えた
- 野菜を残すようになった
- 食事に時間がかかる
▶ やわらか食がおすすめです。
飲み込みに不安がある
- 食事中によくむせる
- 水分でもむせることがある
- ミキサー食や刻み食を利用している
▶ ムース食・ソフト食を検討しましょう。
一人暮らしで食事が心配
- 買い物へ行くのが大変
- 冷蔵庫が空の日がある
- 毎日きちんと食べているか心配
▶ 見守り付きの配食サービスがおすすめです。
持病があり食事制限がある
- 糖尿病
- 腎臓病
- 高血圧
- 心臓病
▶ 治療食対応の宅配弁当がおすすめです。
「人気ランキング1位だから安心」というわけではありません。
高齢者向け宅配弁当は、食べる力や健康状態に合っていることが何より大切です。
まずは”どのタイプに当てはまるか”を確認してから選ぶと失敗が少なくなります。
タイプ別|管理栄養士が実食したおすすめ宅配弁当6選
ここからは、実際に食べた商品やサービス内容をもとに、タイプ別におすすめの宅配弁当をご紹介します。
今回は次の6つを比較しました。
① やわらかダイニング
② ワタミの宅食ダイレクト
③ 宅配クック123
④ メディミール(ムース食)
⑤ メディカルフードサービス(MFS)
⑥ あいーと(ソフト食)
それぞれ向いている方が異なるため、「ランキング順位」ではなくおすすめのタイプ別にご紹介していきます。
| こんな方 | おすすめ |
|---|---|
| 初めて利用する | やわらかダイニング |
| 費用を抑えたい | ワタミの宅食ダイレクト |
| 一人暮らし | 宅配クック123 |
| 飲み込みに不安がある | メディミール |
| 持病がある | MFS |
| 見た目も重視したい | あいーと |
迷ったらこれ!
🥇初めてなら
→やわらかダイニング
🏠一人暮らしなら
→宅配クック123
💰価格重視なら
→ワタミの宅食ダイレクト
① 初めて介護食を利用するなら「やわらかダイニング」
こんな方におすすめ
✓ 少し噛みにくくなってきた
✓ 初めて宅配介護食を利用する
✓ 家族と似た食事を楽しみたい
「最近、お肉だけ残すようになった」
「硬いものが食べにくいと言うことが増えた」
そんな方におすすめなのが、やわらかダイニングです。
やわらかさは
・ちょっとやわらかめ
・かなりやわらか
・ムースやわらか
の3段階から選べるため、食べる力に合わせて無理なく始められます。
私も実際に7日間利用しましたが、介護食というより家庭料理に近い印象でした。
魚料理も肉料理も味付けがやさしく、「介護食っぽさ」を感じにくいのが魅力です。
② コストを抑えたいなら「ワタミの宅食ダイレクト」
こんな方におすすめ
✓ 費用を抑えたい
✓ 冷凍庫にストックしたい
✓ 普通食が食べられる
宅配弁当をまず試してみたい方には、ワタミの宅食ダイレクトがおすすめです。
冷凍タイプなので好きなタイミングで食べられ、冷凍庫にストックしておけます。
管理栄養士監修で栄養バランスにも配慮されているため、
「今日は料理ができない」
という日の備えとしても便利です。
私自身、
「まず宅配弁当を試してみたい」
という方には、ワタミの宅食ダイレクトをおすすめすることがあります。
冷凍タイプなので好きなタイミングで食べられ、まとめてストックできるのも魅力です。
「毎日利用するか分からない」
という方でも始めやすいサービスだと思います。
③ 一人暮らしの親には「宅配クック123」
こんな方におすすめ
✓一人暮らしの親が心配
✓家庭的な味付けが好き
✓ 毎日届けてほしい
✓ 見守りも兼ねたい
宅配クック123は、高齢者専門の配食サービスです。

毎日スタッフがお弁当を手渡しで届けてくれるため、食事だけでなく見守りサービスとして利用される方も多くいます。
私も実際に食べてみましたが、豪華なお弁当というより、どこか家庭的で食べ慣れた味付けが印象的でした。
冷凍ではなく常温で届くため、解凍の手間がなく、届いてすぐに食べられるのも魅力です。
「毎日きちんと食べているかな」
そんな心配を少し減らしてくれるサービスだと感じました。
▶ 実食レビューはこちら
シニアの安心相談室「宅配ごはん案内」で宅配可能エリアか調べる④飲み込みに不安があるなら「メディミール ムース食」
こんな方におすすめ
✓ むせが気になる
✓ ミキサー食を検討している
✓ 嚥下機能が低下している
食事中によくむせる方や、歯ぐきでつぶせる程度のやわらかさが必要な方には、メディミールのムース食がおすすめです。
最近のムース食は見た目も工夫されており、食材の形を再現した商品も増えています。
メディミールも、見た目と食べやすさのバランスがよく、食事の楽しみを大切にしたい方に向いています。
まずは公式サイトでメニューを確認してみてください
朝食用の3品セットもあり、食事量が少ない方でも利用しやすいのが特徴です。
⑤ 持病がある方には「メディカルフードサービス(MFS)」
こんな方におすすめ
✓ 腎臓病がある
✓ 糖尿病がある
✓ 食事制限が必要
✓ 栄養管理も重視したい
糖尿病や腎臓病、高血圧などで食事管理が必要な方には、メディカルフードサービスがおすすめです。
持病がある方は、「やわらかさ」だけではなく栄養管理も重要になります。
やわらか食だけでなく、
・たんぱく調整食
・塩分制限食
・カロリー制限食
などにも対応しています。
介護食と治療食を両立したい方には、心強いサービスです。
公式サイトでメニューも確認してみてください
見た目も大切にしたいなら「あいーと」
こんな方におすすめ
✓ 見た目も重視したい
✓ 食欲が低下している
✓ 特別な日の食事にも利用したい
「あいーと」は宅配弁当ではありませんが、ソフト食としてぜひ知っておきたい商品です。
私も実際に
・ぶりの照り焼き
・彩り野菜のコンソメ煮
・五目ちらし
・牛肉の赤ワイン煮
の4品を食べました。
一番驚いたのは、「介護食とは思えない見た目」です。
見た目は普通のおかずなのに、舌でつぶせるほどやわらかく調理されています。
食事は栄養だけではなく、「食べたい」と思えることも大切です。
その点で、「あいーと」は食べる楽しみを大切にしたい方におすすめできる商品だと感じました。
毎日の利用には価格面が気になる方もいるかもしれませんが、
「誕生日やお正月など特別な日の食事」
「食欲が落ちてきた方への気分転換」
として取り入れるのもおすすめです。
介護食が必要になっても、できるだけ食事の楽しみを失ってほしくない。そんなご家族に一度試してみてほしい商品です。
楽天やAmazonなどの通販では少量からも購入可能です。
数個まずは、試してみたい方はそちらから利用してみてください。
管理栄養士が迷ったらおすすめしたい選び方
宅配弁当は、「一番人気の商品」を選べばよいわけではありません。
私がおすすめする選び方は、
普通食が食べられる方は普通食。
少し噛みにくくなったらやわらか食。
飲み込みに不安がある方はムース食。
このように、現在の食べる力に合わせて選ぶことです。
無理にやわらかい食事へ切り替える必要はありませんし、反対に食べにくい状態のまま普通食を続けることも負担になります。
その方に合った食事を選ぶことが、一番長く続けられる方法です。
どれが合うか迷ったら「シニアのあんしん相談室」がおすすめ
こんな方におすすめ
✓まだどれにするか決められない
✓家族で相談したい
✓まずは資料だけ見たい
ここまでご紹介したように、高齢者向け宅配弁当にはさまざまな種類があります。
とはいえ、
- やわらかさ
- 価格
- 配達エリア
- メニュー
を比較していると、どれを選べばよいか迷ってしまう方も少なくありません。
そんなときに便利なのが、「シニアのあんしん相談室 宅配ごはん案内」です。
郵便番号を入力するだけで、自宅に配達できる宅配弁当をまとめて調べられます。
さらに、複数社の資料を無料で取り寄せて比較できるため、
「まずは家族で相談したい」
という方にも利用しやすいサービスです。
また、利用前に心配していた勧誘や営業電話も私の場合はありませんでした。

まずは情報収集から始めたい方にも利用しやすいサービスだと思います。
管理栄養士が感じること
私は、「最初から一社に決めなくてもいい」と思っています。
ご本人によって食べやすいと感じるお弁当は違いますし、味の好みも人それぞれです。
パンフレットを見比べながら、ご本人やご家族が「続けられそう」と思えるサービスを選ぶことが、長く利用するポイントになります。
まとめ
高齢者向け宅配弁当は、「人気だから」という理由だけで選ぶのではなく、食べる力や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
今回ご紹介したサービスを簡単にまとめると、
✔初めて利用するなら
▶やわらかダイニング
✔価格重視なら
▶ワタミ
✔一人暮らしなら
▶宅配クック123
✔飲み込みに不安があるなら
▶メディミール
✔持病があるなら
▶MFS
✔見た目も大切にしたいなら
▶あいーと
それぞれ得意な分野が異なります。
「どれが一番良いか」ではなく、「親に一番合うサービスはどれか」という視点で選ぶことが、失敗しないポイントです。
介護する方も無理をせず、宅配弁当や介護食を上手に取り入れながら、ご本人もご家族も続けやすい食事環境を整えていきましょう。
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