メイバランスとは?種類・効果・飲み方・口コミまで管理栄養士が徹底解説
はじめに
高齢になると、食事量が減ったり、食欲が落ちたりして、必要な栄養を十分に摂れなくなることがあります。
食事から必要な栄養を補えない状態が続くと、「低栄養」と呼ばれる状態になり、筋力や体力の低下、免疫力の低下、感染症、床ずれ(褥瘡)など、さまざまな健康リスクにつながります。
そんなときに活用されているのが、病院や介護施設でも広く利用されている高栄養食品「メイバランス」です。
私自身も病院勤務時代、NST(栄養サポートチーム)の一員として、高齢者や低栄養患者さんの栄養管理に携わってきました。
食事だけでは必要な栄養を十分に摂れない方に対して、メイバランスを栄養補助として提案する機会も多くありました。
現在ではドラッグストアやネット通販でも購入でき、ご自宅でも取り入れやすい栄養補助食品になっています。
この記事では管理栄養士の視点から、
- メイバランスとは?
- 種類や味の違い
- 栄養成分・期待できる効果
- 飲み方
- 口コミ・評判
- おすすめの人
について詳しく解説します。
メイバランスとは?
メイバランスは、株式会社明治が販売している高栄養食品シリーズです。
食欲が低下した方や、食事量が少なくなった高齢者でも、少量で効率よくエネルギーやたんぱく質、ビタミン・ミネラルを補えるように作られています。
病院や介護施設でも広く利用されており、自宅で介護をされているご家庭でも利用しやすい栄養補助食品のひとつです。
中でも人気なのが「メイバランスMiniカップ」です。
1本125mlという飲み切りやすい量でありながら、
- エネルギー 200kcal
- たんぱく質 7.5g
- 食物繊維
- ビタミン11種類
- ミネラル10種類
をバランスよく補給できます。
管理栄養士コメント
病院勤務時代も、食事量が少ない患者さんへの栄養補給として利用する機会が多い商品でした。
「ご飯は半分しか食べられない」という方でも、少量でエネルギーやたんぱく質を補えるので、低栄養予防に役立つ栄養補助食品です。
メイバランスはどんな人におすすめ?
メイバランスは、次のような方におすすめです。
- 食欲が落ちてきた高齢者
- 食事量が少ない方
- 低栄養が気になる方
- 最近体重が減ってきた方
- 在宅介護中の方
- 手術後や退院後の栄養補給
- リハビリ中の方
管理栄養士コメント
「まだ元気だから必要ない」と思われる方も多いですが、体重が減り始めたり、食事量が落ちてきたりした段階で早めに栄養対策を始めることが大切です。
低栄養は進行してから改善するよりも、予防する方がずっと簡単です。
メイバランスの種類
メイバランスシリーズにはさまざまな商品がありますが、高齢者の栄養補給として利用されることが多いのは、次の3種類です。
メイバランスMiniカップ
最も定番の商品です。
125mlで200kcal、たんぱく質7.5gが補給できます。
飲み切りやすいサイズなので、食事量が少ない方でも取り入れやすく、病院や介護施設でも広く利用されています。
メイバランスMiniカップArg
通常タイプよりも、たんぱく質やアルギニンを強化したタイプです。
特に、
- 床ずれ(褥瘡)
- 手術後
- 回復期
- 低栄養状態
など、より積極的な栄養管理が必要な方に利用されることがあります。
管理栄養士コメント
床ずれ(褥瘡)がある方では、創傷ケアだけでなく栄養管理も重要です。
医師や管理栄養士の指導のもとで、Argタイプを利用するケースもあります。
▶関連記事
「床ずれ(褥瘡)の予防と対策」
https://eiyousupport.com/2019/06/20/tokodure-jyokusou/
メイバランスアイス
食欲がない日でも食べやすいアイスタイプです。
冷たくて口当たりがよいため、夏場や飲み物が苦手な方にも人気があります。
バニラ・ストロベリー・チョコレートなどの味があります。
メイバランスの味の種類
メイバランスMiniカップには、大きく3つのシリーズがあります。
ヨーグルトテイスト
甘さ控えめで、後味がすっきりしています。
味の種類
- ブルーベリーヨーグルト味
- いちごヨーグルト味
- 白桃ヨーグルト味
- マスカットヨーグルト味
管理栄養士コメント
甘い飲み物が苦手な方には、ヨーグルトテイストがおすすめです。
酸味があるので、比較的さっぱりと飲めます。
ミルクテイスト
ミルクベースで、デザート感覚で楽しめるシリーズです。
味の種類
- バナナ味
- ストロベリー味
- コーヒー味
- ヨーグルト味
- コーンスープ味
- 抹茶味
管理栄養士コメント
私が一番好きなのは抹茶味です。
和菓子のようなやさしい風味で、高齢者にも人気があります。
メイバランスMiniカップArg
より積極的な栄養管理を目的としたシリーズです。
味の種類
- ミルク味
- ミックスベリー味
通常タイプよりも、たんぱく質やアルギニンを強化していることが特徴です。
メイバランスの栄養成分
メイバランスMiniカップ(125ml)には、少量でも効率よく栄養補給ができるよう、さまざまな栄養素がバランスよく配合されています。
| 通常タイプ | Argタイプ | |
| エネルギー | 200kcal | 200kcal |
| たんぱく質 | 7.5g | 10g |
| 食物繊維 | 2.5g | 2.5g |
| カルシウム | 120mg | 120mg |
| 鉄 | 1.5mg | 2.4mg |
そのほかにも、11種類のビタミンや10種類のミネラルが配合されており、食事だけでは不足しやすい栄養素を補うことができます。
管理栄養士コメント
高齢になると、食事量が減るだけでなく、たんぱく質やビタミン・ミネラルも不足しやすくなります。
メイバランスは、少量でさまざまな栄養素をまとめて補給できる点が大きな魅力です。
メイバランスの飲み方
メイバランスは、そのまま飲むだけで手軽に栄養補給ができます。
飲むタイミングに決まりはありませんが、
- 食事で不足した分を補いたいとき
- 間食として
- 朝食代わり
- リハビリ後
- 食欲がない日の栄養補給
などに利用されることが多いです。
冷蔵庫でよく冷やして飲むと、より飲みやすく感じる方も多いようです。
管理栄養士コメント
メイバランスは「食事の代わり」ではなく、「食事だけでは足りない栄養を補う」という考え方がおすすめです。
まずは毎日の食事を基本にし、不足分を補う目的で活用しましょう。
メイバランスの賞味期限・保存方法
メイバランスMiniカップの賞味期限は、製造日から約1年です。
常温保存が可能なので、
- 災害時の備蓄
- 食欲がない日のストック
- 買い物に行けない日の備え
としても便利です。
開封後は冷蔵保存し、できるだけ早めに飲み切るようにしましょう。
メイバランスの口コミ・評判
実際に利用されている方の口コミを見ると、良い口コミが多く見られます。
良い口コミ
- 食欲がない時でも飲めた
- 少量なので飲み切りやすい
- 味の種類が多く飽きにくい
- 医師や管理栄養士に勧められた
- 高齢の親が気に入って飲んでいる
気になる口コミ
- 味によって甘さが強く感じる
- 値段が少し高い
- 好みに合わない味もあった
管理栄養士コメント
味の好みには個人差があります。
まずはアソートセットなどでいろいろな味を試して、お気に入りを見つけるのがおすすめです。
私がおすすめする味
私が一番おすすめしたいのは抹茶味です。
甘すぎず、後味に抹茶の香りがふんわり残るので、和菓子のような感覚で楽しめます。
また、甘い飲み物が苦手な方には、
- 白桃ヨーグルト味
- マスカットヨーグルト味
などのヨーグルトテイストもおすすめです。
一方で、人気ランキングでは
1位 バナナ味
2位 ストロベリー味
3位 コーヒー味
という結果もあり、ミルクテイストは幅広い年代に人気があります。
メイバランスと他の高栄養食品との違い
高栄養食品には、メイバランス以外にもさまざまな商品があります。
例えば、
- クリミール
- プロキュア
- ジューシオ
などがあります。
それぞれ特徴がありますが、
初めて高栄養食品を利用する方には、病院や介護施設でも利用されることが多いメイバランスから試してみるのがおすすめです。
▶関連記事
「高齢者向け高栄養食品おすすめランキング」
よくある質問
Q. メイバランスはドラッグストアでも買えますか?
はい。
ドラッグストアや大型スーパー、薬局などで販売されています。
ネット通販ではまとめ買いができるため、価格が安くなる場合もあります。
Q. 毎日飲んでも大丈夫ですか?
栄養補助食品として毎日利用されている方も多くいます。
持病がある方や食事制限を受けている方は、医師や管理栄養士へ相談してください。
Q. メイバランスだけで食事の代わりになりますか?
基本的には食事の代わりではなく、栄養補助として利用することをおすすめします。
食事から栄養を摂ることを基本に、不足する分を補う目的で活用しましょう。
まとめ
メイバランスは、少量で効率よくエネルギーやたんぱく質、ビタミン・ミネラルを補える高栄養食品です。
病院や介護施設でも広く利用されており、在宅介護中のご家庭でも取り入れやすい商品です。
私自身も病院勤務時代、NST(栄養サポートチーム)の一員として、高齢者の栄養管理に携わる中でメイバランスを活用する機会が数多くありました。
管理栄養士コメント
低栄養は、早めに気づいて対策を始めることが何より大切です。
「最近食事量が減ってきた」「体重が落ちてきた」と感じたら、食事内容を見直すとともに、必要に応じてメイバランスのような栄養補助食品も上手に活用してみてくださいね。


