管理栄養士おすすめ!介護食レシピ本7選 初心者向けから嚥下食まで目的別に紹介
はじめに
「介護食って何を作ればいいの?」
「毎日同じようなメニューになってしまう…。」
「食べやすさも栄養も考えると難しい。」
初めて介護食を作る方はもちろん、在宅介護を続けているご家族の多くが、このような悩みを抱えています。
私も管理栄養士としてデイサービスで高齢者の食事に携わっていますが、ご家族から
「献立が思いつかない」
「介護食のレパートリーを増やしたい」
という相談を受けることは少なくありません。
そんな時に役立つのが、介護食レシピ本です。
介護食の作り方だけでなく、
- 食べやすくする工夫
- 食材の選び方
- 飲み込みやすい調理方法
- 栄養バランス
まで学べる本も多くあります。
今回は、管理栄養士の視点から、本当におすすめできる介護食レシピ本を厳選してご紹介します。

介護食レシピ本はこんな方におすすめ
介護食レシピ本は、料理が苦手な方だけでなく、次のような方にもおすすめです。
✓ 初めて介護食を作る方
✓ 毎日の献立がマンネリ化している方
✓ 家族と同じメニューをアレンジしたい方
✓ 噛む力・飲み込む力に合わせた料理を作りたい方
✓ 栄養バランスも考えた介護食を学びたい方
介護食づくりは毎日のことです。
「今日は何を作ろう」と悩む時間が減るだけでも、介護する方の負担は大きく変わります。
管理栄養士が伝えたいポイント
介護食というと、「全部別に作らなければいけない」と思われる方もいます。
しかし実際には、家族の食事を少し工夫するだけで介護食として活用できる料理もたくさんあります。
大切なのは、頑張りすぎないことです。
毎日3食、何年も続く可能性がある介護だからこそ、無理なく続けられる方法を見つけることが一番大切だと私は感じています。

管理栄養士おすすめ!介護食レシピ本7選
① テクニック図解 かむ・飲み込むが難しい人の食事
こんな方におすすめ
- 初めて介護食を作る方
- 嚥下食やとろみ食を学びたい方
- 基本からしっかり勉強したい方
介護食は「やわらかければよい」というものではありません。
この本では、食材ごとの調理方法や飲み込みやすくする工夫、とろみ剤の使い方、食事介助のポイントまで写真付きでわかりやすく解説されています。
家庭でも再現しやすいレシピが多く、介護食づくりをこれから始める方に最初の1冊としておすすめです。

② やわらかく、飲み込みやすい高齢者の食事メニュー122
こんな方におすすめ
- 長く使えるレシピ本が欲しい方
- 食事形態の変化にも対応したい方
この本の魅力は、一つの料理を「弱い力で噛める」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」など、状態に合わせて作り分けられることです。
介護が長く続く中で、食べられる形態が変わっても対応しやすく、長く手元に置いておきたい一冊です。

③ 幸せの介護食レシピ100
こんな方におすすめ
- 毎日の献立を増やしたい方
- 少量調理のコツを知りたい方
- 在宅介護をしているご家族
在宅介護で実践しやすいレシピを100品掲載した一冊です。
やわらか食だけでなく、一人分の少量調理や栄養バランスを考えた献立など、家庭ですぐに活用できる内容が充実しています。
介護する方の負担を減らしながら、おいしく食べてもらう工夫がたくさん紹介されています。

④ とりわけ冷凍で親ごはん
こんな方におすすめ
- 家族と同じ料理を食べてもらいたい方
- 毎日別々に料理を作る負担を減らしたい方
介護食だけを別に作るのではなく、家族の料理から取り分けてアレンジする方法を紹介した一冊です。
冷凍保存も活用しながら効率よく作れるため、仕事や子育てをしながら介護をしている方にもおすすめです。

⑤ 親に届ける宅配ごはん
こんな方におすすめ
- 離れて暮らす親が心配な方
- 遠距離介護をしている方
離れて暮らす親の食事について考えるきっかけになる一冊です。
毎日料理を届けることが難しい方でも、食事を通して親の健康を支えるヒントがたくさん紹介されています。

⑥ 希望のごはん
こんな方におすすめ
- 介護食づくりに疲れてしまった方
- 前向きな気持ちになりたい方
口腔がんの手術を受けたご主人のために、おいしく食べられる介護食を作り続けた著者の体験がまとめられた一冊です。
レシピ数は多くありませんが、介護食づくりに向き合う気持ちや工夫が伝わってきます。

介護食のレシピ本というより、「介護食と向き合う一冊」です。気持ちが少し疲れた時にも読んでほしい本です。
⑦ 70歳からのらくらく家ごはん
★★★★☆
こんな方におすすめ
- フレイル予防をしたい方
- 元気なうちから食生活を整えたい方
介護食になる前の「健康寿命を延ばす食事」が学べる一冊です。
栄養バランスを考えながら、毎日の家庭料理に取り入れやすいメニューが掲載されています。
介護予防にも役立つ内容なので、ご本人だけでなくご家族にもおすすめです。

レシピ本だけに頼らなくても大丈夫
介護食づくりは365日、毎日続きます。
レシピ本は献立の幅を広げてくれる心強い味方ですが、「毎回すべて手作りしなければ」と頑張りすぎる必要はありません。
最近は、
- 冷凍の介護食
- レトルト介護食
- 宅配介護食
なども充実しています。
忙しい日や疲れている日は、市販の商品を上手に取り入れることも立派な介護です。

管理栄養士が伝えたいこと
介護食づくりで一番大切なのは、「毎日続けられること」だと思います。
デイサービスでも、
「献立を考えるのが一番大変。」
「ちゃんと食べてもらえるか毎日心配。」
そんなご家族のお話を伺うことがよくあります。
介護は数週間では終わりません。
何年も続くこともあります。
だからこそ、
- レシピ本を参考にする
- 市販の介護食を利用する
- 宅配食を取り入れる
など、一人で抱え込まない工夫をしながら続けることが大切です。
まとめ
今回は、管理栄養士の視点からおすすめしたい介護食レシピ本をご紹介しました。
介護食レシピ本には、
- 初心者向け
- 嚥下食向け
- 家族の料理を取り分けるタイプ
- フレイル予防向け
など、それぞれ特徴があります。
ご自身やご家族の状況に合った一冊を選ぶことで、毎日の介護食づくりが少し楽になるかもしれません。
無理なく続けられる方法を見つけながら、介護する方も、食べる方も笑顔で食事の時間を過ごしていただけたら嬉しいです。
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