本記事のテーマ
レトルト介護食の「キューピーのやさしい献立シリーズ」の口コミ・評判と実際に食べてみた私の感想をお伝えします。
レトルト介護食とは
調理済みの食品を袋に入れて密封し、蒸気で加熱・殺菌した即席食品のことをレトルト食品と呼びます。
「レトルト介護食」とはその名の通り、高齢者向けのやわらかい食品が入っているレトルト食品のことを指します。
レトルト介護食の多くは、日本介護食品協議会が制定した規格をクリアしたユニバーサルデザインフードです。
ユニバーサルデザインフードにはの「かむ力、飲み込む力」に合わせて区分が分かれているので、区分表示を目安に選ぶことができます。
食品ごとに内容は異なりますから、初めて食べる食品の場合は食べる人の状態にあっているかをしっかり確認しながら食べましょう。
▼こちらの記事で「レトルト介護食品の区分 表示の意味と選び方」をご紹介▼
安全に食べるための基本です!
キューピーやさしい献立シリーズの特徴
マヨネーズで有名なキューピーは日本で初めて家庭用の「介護食」を販売した介護食業界では老舗の会社です。
子育て世代の方には、レトルト離乳食も種類豊富で有名ですよね。
1999年に発売が開始され、今年で20周年を迎えます。
やさしい塩加減ながら、素材のうま味をいかしたしっかりとした味付けをコンセプトに、高齢者に不足しがちな栄養素に配慮して、エネルギー・たんぱく質・カルシウム・食物繊維も強化されています。
食べる人のかむ力・飲み込む力に合わせて、やわらかさはユニバーサルデザインフードの4段階の区分に分かれいます。
シリーズの品数は、57種類。
主なラインナップ数は以下の通り。
・容易に噛める 13種類
・歯ぐきでつぶせる 11種類
・舌でつぶせる 17種類
・噛まなくてよい 14種類
品数が豊富なので、各区分の食品を組み合わせると1食分のお食事を作ることも可能です。
▼こちらの記事で「高齢者の食事の必要量を写真で解説!」をご紹介▼
低栄養予防の参考にしてみて下さい。
キューピーやさしい献立 区分別の口コミ
区分1 容易に噛める
母が軽度の認知症になり、父が食事を作っています。
最近の母は食べ残す事が多くなり、作る父側としては報われない気持ちが出てしまったようで、電話口でよく愚痴をこぼしていました。
食べないと体力も落ちる事が心配でしたし、介護する父の体力、気力も心配でした。
すぐにこちらの商品を送ったところ、母が大変喜んでくれました。
また父も、食事を作る手間も、何を作るか?との悩みも軽減したと喜んでいました。
区分2 歯ぐきでつぶせる
在宅療養中の従姉が、「いつも同じようなメニューになって飽きた」と漏らしていたが、「これは良い、おいしい」と喜んでくれましたし、これを食べたのかきっかけになったのか食欲も戻っているようで、うれしかったです。
区分3 舌でつぶせる
家人は味にうるさく好き嫌いが激しいのですが、こちらは美味しいそうです。
レビューで普通のミキサー食だと仰ってる方がいましたが、それは卵やお豆腐、煮た野菜などを加えてみるなど少しアレンジしたり盛りつけを工夫すれば見た目もだいぶよくなると思います。こういった介護系のレトルト食品をそのまま出して見栄えまで要求するのは酷ですからイチから作る手間を省いた分、そのくらいはこっちで頑張るべきかなと思います。
区分4 噛まなくてよい
美味しいと食べてくれたので
良かったです。もっと種類が多いと助かります。
食べさせてあげられる選択の一つとして、バリエーションも広がり助かりました。
ごはん半分(1回で1食分は無理)、おかずとして「鶏肉と野菜」などを交互に食べさせたりできます。
アソート品から、好みを割り出すのも良いかと思います。
祖母は、大豆・うぐいす豆、グリンピースは素材の甘さが強いだけに苦手のようでした。
キューピーやさしい献立シリーズを実食!
わたしが実際に食べた感想は、キューピーは少し甘さがありますが、自然な手作りに近い味に感じられました。
味付けや、ボリューム感などさらに詳しいレビューは食べ比べレポートを参考にしてみてください。
▼ こちらの記事で「キューピーとアサヒ介護食『区分1』の食べ比べレポート」をご紹介しています。▼
栄養士目線で味や食べやすさを解説しています。
▼ こちらの記事で「キューピーとアサヒ介護食『区分2』の食べ比べレポート」をご紹介しています。▼
栄養士目線で味や食べやすさを解説しています。
まとめ
今回は、レトルト介護食の「キューピーのやさしい献立シリーズ」の口コミ・評判と実際に食べてみた私の感想をお伝えしました。
口コミをみてみると、味に関してはどの区分のものも「美味しい」という意見が多かったです。
マイナスな意見としては、もう少しボリュームが欲しい、種類を増やしてほしいと言った口コミがありました。
毎日手作りのものを作るのももちろん素敵なことですが、少し味や種類が変わると食欲増進に繋がることもありますからおすすめですよ。
また、常温保存できるので『災害時の備蓄』として保管しておくことも大切だと思います。
災害など非常事態の時に、高齢者は弱者になりやすい立場です。
コロナウイルスの非常事態を経験して、日々の備えに対して私自身本当に考えさせられました。
介護食づくりに悩んでいる方には、こんなメニューもあるんだな!と知るキッカケにもなると思います。
▼ こちらの記事で「レトルト介護食の各社の違いを比較記事」をご紹介しています。▼
栄養士目線で味や食べやすさを解説しています。
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