介護グッズ

【介護用品】高齢者の杖の種類と選び方、使い方のきほん

高齢になり、足腰が弱ってきてしまうと、どうしても一人で歩くのが不安定になってきてしまいます。
そんな高齢者の味方になるのが「杖」です。


杖は、歩行を安定させたり、姿勢を支えたりすることで足元が不安定な方でも歩くのを楽にしてくれたり歩行の安全度高めてくれます。

実際に杖を利用している方は多くいますが、選び方や基本的な使い方をしっかりと理解できていますか?

歩行補助具である、「杖」の力を最大限に生かすにはきほんを知ることが大切です。
今回は、高齢差の杖の種類や選び方、使い方など基本的な部分をお話しします。

ももたろう
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これから、杖の購入を検討されている方は参考にしてみてくださいね。

杖の種類

杖の種類は大きく分けて3種類あります。

T字杖

もっとも使われているタイプの杖です。
全体の形状からT字型、L字型と呼ばれるものもあります。
「伸縮して高さを調整できるもの」「折りたためるもの」などいくつか種類があります。

手首の力が利くよう把手(持ち手)と支柱に角度が付けてあります。
重さは、200~500g程度で持ち運びしやすい重さのものが多いです。
地面との接触面は1点のため大きく体重をかけるには不安定で不向きです。
杖がない状態でも、ある程度一人歩きが出来る方が歩きを安定させるために利用するのにおすすめです。

折りたたみが可能なタイプは、旅行など必要な時のみ使うにはコンパクトで便利ですが、簡易的なものも多いため利用者の状態をしっかりと考慮したうえで選びましょう。

多点杖

一本杖よりも一層の安定を求めてつくられたものが「多点杖」です。
把手(持ち手)は一つですが、脚が4本もしくは3本に別れています。

一本杖よりも、地面との接触面が多い分安定度は高くなっています。
ある程度、体重をかけても倒れにくいので、通常の1点杖ではふらついてしまうような状態の場合に利用される方が多いです。

重量は1キロほどのものが多く、T字型よりは少し重くなります。
地面との接触面は多面のため大きく体重かけても安定しやすく、脳卒中後遺症の片麻痺の歩行訓練などに使われます。
高齢者の変形性股関節症、関節リウマチの方にもおすすめです。

ロフストランド杖

前腕固定型杖といい、「クラッチ杖」とも呼ばれています。
杖の上部が握りの上まで伸びて、そこに前腕カフがついていて、腕を通して固定することができます。
握ると前腕の2点で支えることができ、腕の力も使えるので「握力が弱い状態の方」に適しています。
下半身麻痺者、下肢に体重をかけられない骨折、捻挫、股関節症、下肢切断、片麻痺の人などの歩行補助使われる場合が多い杖です。

片手しか使えない場合でも、前腕カフで杖をさげて、用事をすることもできます。
杖の中でも、安定性高い杖です。

高齢者の杖を選ぶポイント

杖を利用することで、足元が不安定な方でも歩くのが楽になったり、歩く距離を延ばしたりすることができます。
杖を正しく支えとして使うことで、歩行の安全度も高まります。

「T字型の杖」が一般的ですが、把手(持ち手)の部分の形や太さなどにいろいろな種類があります。
手と前腕部で体重を支える「ロフストランド杖」、安定感のある「多点杖」(三点杖、四点杖)、「携帯用の折りたたみ杖」など種類は豊富です。

利用者の手の大きさや握力によって力を入れやすい太さは異なります。

握る部分は「ゴムの素材」のタイプや、「木の素材」のタイプなど材質の違いがあります。
【ゴムの素材のタイプ】
すべりにくく握りやすいが、汗をかくとべたつきやすい。
【木の素材のタイプ】
べたつきはないが、滑りやすくグリップ力が落ちてしまう。

本人が握りやすい把手(持ち手)のものを選ぶようにしましょう。

本人の状態を把握する。

本人の身体の機能や能力・体型を考慮しながら、本人が使いたいデザインなど本人の希望を考える。

使用目的を考慮する

主に使うのは室内か室外か、旅行に使うのか、日常でどのくらいの時間使用するのか、介助者がいる状況で利用するのか本人のみ操作・利用するのか考慮する。

利用者の体にあったものを選ぶ

使いやすい、安定して使いやすいものを選びましょう。
身体に合わないものを選んでしまうと、無理な負担がかかり状態悪化を招きかねません。
実際に手にもって試してみることが出来ると理想的です。

介護度によってレンタルが出来る場合もあるので、専門家に相談して利用者の症状にあったものを選びましょう。

長さの決め方

杖の長さの決め方は、利き手で杖をもって、つま先から前に15センチくらい離したところにまっすぐに杖をおき、把手(持ち手)を持った時のひじが30度ほど曲がるくらいの長さが使いやすいと言われています。

高齢で背中が曲がっている場合はやや長めのものを選ぶのがおすすめです。

高齢者 杖を使った歩き方

杖の基本的な使い方

杖を握るときは、把手(持ち手)を人差し指と中指で挟み、把手(持ち手)の直線上に親指と人差し指の間が当たるように握ります。
患側(体のうまく動かしにくい方)に体重がかからないようにするために健側(比較的動かしやすい方)につきます。
杖の先は足先の前方20cmあたりにつきましょう。このとき、ひじが30度くらいに曲がっているのが理想です。

不安定な場合は、まずは「3動作歩行」と呼ばれる動きからはじめて、慣れてきたら徐々に「2動作歩行」を行うようにしていきましょう。
慣れてからでも急ぐのは非常に危険です。
あくまでも杖は歩行補助具ですから、過信しすぎずに慎重に利用しましょう。

3動作歩行とは?

➀杖を前に出す
➁患側の足を前に出す
➂健側の足を➁の足にそろえる

という順で杖を使って進む歩行です。

2動作歩行とは?

➀患側の足と杖を同時に前に出す
➁健側の足を前に出す

という順で杖を使って進む歩行です。

購入の際は専門家に相談を

杖を初めて利用するときは、理学療法士などの専門家に相談することをおすすめします。

また、常に杖を使ってしまうと自分がもつ本来の身体機能を落としてしまう恐れがあります。
杖の種類についてはもちろんですが、どんな場面での利用が適切なのか、どのように利用するのが良いかなど相談してみると良いと思います。

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