高齢者から赤ちゃんまで便秘に悩む方は本当に多いですよね。
特に高齢者は大腸のぜん動運動が弱くなったり、筋力の低下で、便を押し出すことができなくなるため便秘になりやすくなります。
力を入れても、うまくいきめずにつらいことも多くなったな・・・
本日のテーマ
ツライ便秘、我が家が大人から子供まで快便になった秘策!
「さつまいも習慣」を体験談とともにお伝えします。
産後のつらい便秘
私は普段、便秘に悩んだことはほとんどなく、どちらかというとお腹を下しやすいタイプです。
そんな私も産後は便秘に悩みました。
いわゆる「弛緩性便秘」と言われる便秘です。
高齢者に多いのも弛緩性便秘
弛緩性便秘の原因は以下のようなことが考えられています。
◆弛緩性便秘の原因◆
・腹筋の低下
・食物繊維が不足している
・腸がゆるんで蠕動(ぜんどう)運動機能がおとろえる
・直腸や肛門の感覚が鈍くなる
・いきむ力が低下
私の場合は出産により、
・肛門括約筋(肛門を開閉する筋肉)の働きが弱まったこと
・産後の傷が怖くていきむ力が低下したこと
・授乳による水分不足
が原因で便秘になったのだと思います。
子供が毎日快便な理由を探る
1人目出産時は、産後しばらく経つと便秘も改善。
なんとか乗り切ることが出来ました。
数年後。。。
2人目出産時も、同様の便秘に悩まされる状態に。
お腹が痛いというより、膨満感で気持ち悪い感じが続く日々。。。
授乳中だったので薬は飲みたくないし、なにか良い方法はないものか。
ふと考えると、いつもほとんど同じものを食べている息子(当時3歳)は毎日快便なのです。
よく言われるようなTHEバナナうんちです。
振り返ると、息子は毎日のようにおやつに「さつまいも」を食べていることに気づきました!
さつまいもが便秘にきく⁉︎
実は里帰り出産で帰っていた地は「鹿児島」
とにかくさつまいもを食べる習慣があるんです。
スーパーでも一年中「焼き芋」が売られているのを見かけます。
さつまいもが大好物の息子は、おやつがてら「ほぼ毎日」祖父母にさつまいもを買って貰い食べていました(笑)
そう思った私は、毎日さつまいもを食べてみることにしました。
授乳中ってなるべく自然なものしかとりたくなかったのでその点も安心でした。
便秘改善には『さつまいも習慣』!
さつまいも=ガスが発生しやすい。
そんなイメージってありませんか?
ですが心配は無用でした。
実際には食べて1日目から効果を感じられたんです!
15時のおやつに、小さめのお芋を1本を食べて「夕食後にはスッキリ!」
これには私の家族もびっくりしていました。
その日から、ほぼ毎日さつまいもを食べて産後の便秘の悩みからは解消されました。
あのなんとも言えない便秘の苦しさ、違和感から解放されるのは本当に嬉しい!
私や息子の様子をみてから、祖父母もちょっと便が出ない日はさつまいもを食べるようにしたら、かなり高頻度でスッキリ出来るようになったようです。
3歳の子供から70歳近い高齢者にも効果があるなんて、恐るべしさつまいも効果。
冷凍焼き芋がおすすめ
鹿児島にいると手軽に美味しい焼き芋が手に入るのですが、関東に帰ってくると中々焼き芋が手に入りません(泣)
私はお芋はホクホクよりしっとり派。
甘くて美味しいものがたくさんあります。
1~3キロくらいの重さ毎に販売されているので「冷凍庫の大きさ」や「食べる頻度」などに応じて検討されると良いと思います。
※店舗によっては小さいサイズばかりこともあります。
小さいと子供たちは食べやすいけれど、皮をむくと食べるところがちょっとしかない…なんてことも。
初めて買うときは1キロのもので様子を見てもよいかもしれません。
わたしはいつも3キロまとめ買いです♪
授乳を終えた今は便秘に悩まされることはほとんどありませんが、ちょっと数日出てないなぁというときに食べるとすぐに効果があります。
さつまいもは太る?
さつまいもは糖質がメインですから、栄養学的には間食として食べると血糖値が上がりやすく太りやすいと言えます。
しかし食物繊維が豊富で排便がしっかりあるせいか、毎日食べても私自身が「太る」ということは全くありませんでした。
※産後の授乳中だったからかもしれません
朝さつまいもダイエット
調べてみると「朝さつまいもダイエット」という本も出版されています。
こちらの本は美容ライターのカリスマ的存在「鈴木絢子」さんが書かれた書籍です。
鈴木さん、なんと高校生の頃から20年間、毎日食べ続けているのがサツマイモ!だそうで、便秘知らずで美肌になることが出来たと話されています。
管理栄養士として「〇〇だけ食べると痩せる!」のような内容のダイエットは推奨していませんが、こちらの本にも書いてある便秘改善効果やそれによる美容効果は確かに実感しています。
さつまいもの栄養学的なポイントや、ダイエット方法など詳しく知りたい方は一読されると良いですね。
さつまいもで便秘悪化?!
便秘を改善するためには、食物繊維を多く含む食品をとることは非常に有効です。
しかし、ひどい便秘の人が食物繊維を摂りすぎてしまうと悪化してしまう場合があるんです。
食物繊維には2種類あります。
『水溶性食物繊維』:便を柔らかくする働き
『不溶性食物繊維』:便のかさを増す働き
腸が健康な状態の人の場合、腸の蠕動運動によって便と共に「不溶性食物繊維」が取り込まれて便のかさが増していわゆる『バナナうんち』のように健康的な便を作ることが出来ます。
既に、ひどい便秘の方の場合は腸の蠕動運動のはたらきが低下しています。
そこに「不溶性食物繊維」を含んだ便があると、大きくなりすぎてスムーズに進まず大腸内に留まりやすくなってしまいます。
大腸内にとどまってしまった便は、水分が徐々に吸収されてかたくなり更にひどい便秘を招く恐れがあるんです。
食物繊維を多く含む食品の多くは、「水溶性食物繊維」も「不溶性食物繊維」も併せ持っていますが、ひどい便秘の方は状態をみながら『不溶性食物繊維』の摂りすぎには注意しましょう。
不溶性食物繊維を多く含む食材は、玄米・さつま芋・ごぼう・大麦などが挙げられます。
イメージとしては便秘に良さそうな食材ばかりですから、便秘に悩む方であれば1度は試したことがあるのではないでしょうか。
便が出にくい、数日でない、ちょっとお腹をスッキリしたいな程度の方であれば、「さつまいも」で私のようにスッキリ感を得られやすいと思います。
さつまいもを利用した便秘対策の食品
先程、管理栄養士として「〇〇だけ食べると痩せる!」のようなダイエットは推奨していないとお伝えしました。
サプリメントについても「これだけ飲んだら、食べたら痩せる!健康になる!」そんなサプリメントはないと考えています。
毎日のお食事の不足をサポートする補助的な役目として利用するには良いサプリメントや食品もたくさんあります。
さつまいもを利用した便秘改善のための食品もあります。
わたしのおすすめはこの『50℃洗い&低温蒸し 野菜ペースト』
この商品は、50℃洗い&低温蒸しで作られた野菜ペーストで、素材の旨味がギュッとつまった本当に美味しい野菜ペーストです。
にんじん、さつまいも、かぼちゃの3種類から選ぶことが出来ます。
そのまま温めてスープにしたり、カレーやミートソース作りの隠し味に利用しています。
70gの使いきりタイプなので、アイディア次第でお料理の幅が広がると思いますよ!
普段の食事で不足しがちな食物繊維を美味しく、手軽に補いながら便秘予防に利用できるのは良いですよね。
こちらの野菜ペースト、「りんご、ほうれん草、小松菜、とうもろこし」など他にもいろいろなお野菜があります。
ペースト状なので介護食でも利用しやすいです。
便秘改善にも期待できると思います。
便秘に悩む高齢者にもおすすめ
「さつまいも」なら柔らかいので、高齢者の方もも食べやすく、味もお好きな方が多いと思います。
さつまいもそのものが食べられない方は、先程ご紹介したさつまいもスムージーを利用してみるのも1つです。
飲み込みに(嚥下)に不安がある場合は、とろみ剤でとろみをつけることもできます。
スープとして水分と一緒に摂れば、さらに便秘解消に繋がります。
まとめ
今回は我が家が大人から子供まで快便になった秘策「さつまいも習慣」体験談と高齢者にもおすすめのさつまいもを利用した便秘改善が期待できる食品のご紹介をしました。
▼【高齢者の便秘の原因や改善のための食生活ポイントをご紹介▼
これさえ読めば、明日からスッキリ!