刻み食作りが大変な人へ|介護食調理をラクにする便利グッズ
食材を細かく刻んだり、やわらかく煮たり、ミキサーにかけたり…。
・食事のたびに時間がかかる
・後片付けまで含めると負担が大きい
そんな悩みを抱えている介護者の方も多いのではないでしょうか。
介護食作りを少しでも楽にしたいなら、便利な調理グッズを活用するのがおすすめです。
実際に介護食を作る現場では、刻む・つぶす・混ぜる作業を効率化できるだけで、負担が大きく変わります。
今回は、管理栄養士の視点から、介護食作りに役立つ便利グッズをご紹介します。
管理栄養士おすすめ介護食グッズ5選
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介護食作りが大変な理由
介護食は、普通食と違い「食べやすさ」への配慮が必要です。
例えば、
- 食材を細かく刻む
- やわらかく煮る
- ペースト状にする
- とろみをつける
など、ひと手間もふた手間もかかります。
さらに介護中は、食事作り以外にも
- 通院の付き添い
- 排泄介助
- 入浴介助
- 服薬管理
などやることがたくさんあります。
そのため、
「介護食作りだけで疲れてしまう」
という方も少なくありません。
介護食作りは道具を使ってラクをしていい
「全部手作りしなければ」
「道具に頼るのは手抜きかも」
そう考える必要はありません。
便利な調理器具を使えば、
- 調理時間の短縮
- 洗い物の削減
- 介護者の負担軽減
につながります。
空いた時間を休息や自分の時間に使うことも、長く介護を続けるためには大切です。
介護食作りに便利なグッズ5選
介護食作りは毎日のことだからこそ、「頑張りすぎない工夫」が大切です。
食材をやわらかくしたり、刻んだり、ペースト状にしたりする作業は思った以上に時間がかかります。
便利な調理グッズを上手に活用すれば、調理時間の短縮だけでなく、介護者の身体的・精神的な負担を軽くすることにもつながります。
ここでは、介護食作りをラクにしてくれる便利グッズをご紹介します。
電気圧力鍋
介護食作りで最も大変なのは、食材をやわらかくする作業です。
大根やにんじん、肉や魚などは、普通に調理すると十分にやわらかくなるまで時間がかかります。
電気圧力鍋なら材料と調味料を入れてボタンを押すだけ。
火加減を調整する必要もなく、他の家事や介護をしている間に調理が完了します。
特に煮物やスープを作る機会が多い方には、一台あると介護食作りがぐっと楽になります。
管理栄養士おすすめ
シロカ おうちシェフ
✓ ボタンひとつで調理
✓ 火加減不要
✓ やわらかく仕上がる
私が介護食作り用に選ぶなら、まずはこちらです。
操作がシンプルで使いやすく、煮物やスープがやわらかく仕上がります。
「介護食作りを少しでもラクにしたい」という方におすすめです。
私が介護食作りを始める方に最初におすすめするなら、まずは電気圧力鍋です。
介護食作りは「刻むこと」よりも「やわらかくすること」に時間がかかります。
食材をしっかりやわらかくできれば、その後のペーストや刻み食への加工もずっとラクになります。
ハンドブレンダー
介護食作りを始めるなら、電気圧力鍋と並んでおすすめしたいのがハンドブレンダーです。
やわらかく煮た野菜やお肉をペースト状にしたり、ポタージュやミキサー食を作ったりするときに活躍します。
ミキサーのように大きな容器へ移し替える必要がなく、鍋の中でそのまま使えるため洗い物も少なく済みます。
「少しだけペーストを作りたい」という場面にも使いやすく、介護食作りとの相性は抜群です。
管理栄養士おすすめ
ブラウン マルチクイック
✓ ペースト食作りに便利
✓ 洗い物が少ない
✓ 鍋のまま使える
パワーがあり、ポタージュやペースト作りが短時間でできます。
鍋の中でそのまま使えるので洗い物も少なく済みます。
「やわらかく煮る」と「なめらかにする」は介護食作りの基本です。
ハンドブレンダーが1本あるだけで調理時間が大きく変わります。
フードプロセッサー
刻み食を作る機会が多い方には、フードプロセッサーがあると便利です。
包丁で細かく刻む作業は思った以上に時間がかかります。特に野菜やお肉を毎回細かく刻むのは大きな負担です。
フードプロセッサーなら、食材を短時間で均一な大きさにできるため、調理時間の短縮につながります。
介護食だけでなく、ハンバーグや餃子のタネ作り、みじん切りなど普段の料理にも活躍するので、一台あると重宝します。
管理栄養士おすすめ
パナソニック フードプロセッサー
✓ 刻み食作りの時短になる
✓ 均一に刻める
✓ 普段の料理にも使いやすい
私が選ぶならこちらです。
刻む・混ぜる作業が安定していて使いやすく、シンプルな操作で扱えます。
介護食作りはもちろん、家族の毎日の料理にも活躍するため、「介護食専用」にならず長く使えるのも魅力です。
介護食では「細かく刻めば安全」というわけではありません。
食材によっては刻みすぎることで口の中でまとまりにくくなり、かえって食べにくくなる場合もあります。
フードプロセッサーは便利ですが、食べる方の噛む力や飲み込む力に合わせて調整しながら使うことが大切です。
とろみ剤
飲み込みに不安がある方の食事では、とろみ剤が欠かせません。
お茶やお水、味噌汁などの飲み物はもちろん、スープやおかずにも使用できます。
適切なとろみをつけることで、むせや誤嚥のリスクを減らし、安全に食事を楽しむことにつながります。
「まだ必要ないかな」と思っていても、体調によって飲み込みやすさは変化するものです。
ご家庭に一つ常備しておくと安心です。
管理栄養士おすすめ
つるりんこ Quickly
✓ ダマになりにくい
✓ はじめてでも使いやすい
✓ 飲み物の味を変えにくい
私が初めてとろみ剤を使う方におすすめするならこちらです。
溶けやすくダマになりにくいため、とろみ剤に慣れていない方でも扱いやすいのが特徴です。
飲み物の味を変えにくく、透明感のある仕上がりになるため、お茶やお水にも使いやすい商品です。
とろみ剤は「たくさん入れれば安全」というものではありません。
とろみが強すぎると飲みにくくなり、逆に食事量や水分摂取量が減ってしまうこともあります。
むせが気になる場合は自己判断せず、医師や言語聴覚士、管理栄養士など専門職へ相談しながら、その方に合ったとろみの強さを見つけることが大切です。
冷凍保存容器
介護食作りを長く続けるコツは、「毎食ゼロから作ろうとしないこと」です。
体調が良い日や時間に余裕がある日にまとめて作り、小分け冷凍しておくことで日々の負担を大きく減らすことができます。
特に介護食は、やわらかく煮たり、ペースト状にしたりと調理に手間がかかるため、作り置きとの相性が抜群です。
冷凍保存容器があれば、一食分ずつ保存でき、食べるときは電子レンジで温めるだけ。
忙しい日や介護疲れを感じる日にも役立ちます。
管理栄養士おすすめ
リッチェル わけわけフリージングブロックトレー
✓ 一食分ずつ小分け保存できる
✓ 必要な分だけ取り出せる
✓ 作り置きの負担を減らせる
私が介護食の保存用に選ぶならこちらです。
もともとは離乳食向けの商品ですが、介護食との相性も抜群です。
ペースト状のおかずや野菜スープを一食分ずつ小分け保存できるため、必要な量だけ取り出して使えます。
冷凍・解凍がしやすく、洗いやすいのも嬉しいポイントです。
なぜ便利グッズをおすすめしたいのか
介護食は工夫次第で負担を減らすことができます。
便利グッズは手抜きのための道具ではありません。
介護を続けるために、自分自身を守るための道具です。
毎日の介護食作りに時間や体力を使い果たしてしまうと、介護そのものを続けることが苦しくなってしまいます。
無理をせず、頼れるものには頼る。
それも大切な介護の工夫のひとつです。
便利グッズは介護者を助けるためのもの
ここまで介護食作りに便利なグッズをご紹介してきました。
「今のままでも作れているから大丈夫」
そう思う方もいるかもしれません。
ですが、介護は短距離走ではなく長距離走です。
介護食作りにかかる時間や負担を少しでも減らすことは、介護を続けていくうえでとても大切なことです。
便利グッズは手抜きのための道具ではありません。
介護を頑張るあなた自身を助けるための道具です。
無理をしすぎず、頼れるものには頼っていきましょう。
介護食作りがつらいときは宅配食も選択肢
毎日頑張っていると、「今日は作りたくない」と思う日もありますよね。
そんなときは、介護食を休む勇気も大切です。
最近は、
- やわらか食
- ムース食
- ソフト食
など、高齢者向けの宅配食サービスも充実しています。
冷凍保存できるものも多く、必要なときだけ利用することも可能です。
介護者が疲れ切ってしまう前に、こうしたサービスを上手に活用してみてください。
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介護食の種類と選び方
レトルト介護食おすすめ比較
介護食宅配サービス比較
まとめ
介護食作りは、毎日続くからこそ負担になりやすいものです。
便利グッズを活用すれば、
- 刻む
- つぶす
- 混ぜる
- ペーストにする
といった作業を効率化できます。
介護者が無理をしすぎると、介護そのものを続けることが難しくなってしまいます。
道具やサービスを上手に活用しながら、少しでも負担を減らしていきましょう。
介護食は頑張りすぎないことも大切です。困ったときは便利グッズや宅配食も活用してくださいね。







