親の食事作りが負担になってきた。

買い物や調理が難しくなってきた。

介護食が必要になった。

そんなときに役立つのが、高齢者向けの宅配弁当です。

最近は冷凍タイプや配食サービスなどさまざまな商品がありますが、

「どれを選べばいいのかわからない」

「やわらか食とムース食の違いがわからない」

「親に合うサービスを知りたい」

と悩む方も多いのではないでしょうか。

管理栄養士
管理栄養士
高齢者向け宅配弁当選びで大切なのは、人気ランキングだけで選ばないことです。

同じ80代でも、

・普通食で問題なく食べられる方

・少しやわらかい食事が必要な方

・飲み込みに不安がある方

では選ぶべきサービスが大きく異なります。

今回は管理栄養士の視点から、高齢者向け宅配弁当の選び方とおすすめサービスをご紹介します。

高齢者向け宅配弁当を選ぶ前に確認したいこと

宅配弁当を選ぶ前に、まず確認したいのが「食べる力」です。

特に介護中のご家族の場合、

「高齢だからやわらかいものを選べばいい」

と思われることもありますが、実際には一人ひとり状態が違います。

まずは現在の食事の様子を確認してみましょう。

普通食が食べられる方

・肉や魚を問題なく食べられる

・むせることがほとんどない

・ご飯も普通に食べられる

このような方なら一般的な高齢者向け宅配弁当でも十分対応できます。

噛む力が弱くなってきた方

・肉が噛みにくい

・野菜が残りやすい

・食事時間が長くなった

このような場合は「やわらか食」がおすすめです。

飲み込みに不安がある方

・食事中によくむせる

・水分でもむせることがある

・刻み食やミキサー食を利用している

このような場合は「ムース食」や「ソフト食」が適しています。

宅配弁当選びで失敗しないポイント

やわらかさだけで選ばない

介護食だからといって、やわらかさだけで選ぶのはおすすめできません。

食事は毎日の楽しみでもあります。

・味

・見た目

・続けやすさ

も非常に大切です。

ご本人が「また食べたい」と思えることも重要なポイントになります。

冷凍か冷蔵か確認する

宅配弁当には大きく分けて2種類あります。

冷凍タイプ

まとめて届くため保存しやすい

好きなタイミングで食べられる

離れて暮らす家族でも利用しやすい

冷蔵タイプ

毎日届けてもらえる

見守りサービスを兼ねられる

調理不要ですぐ食べられる

生活スタイルに合わせて選びましょう。

配達エリアを確認する

宅配弁当は会社によって配達可能エリアが異なります。

気になるサービスを見つけても、

「自宅は対象外だった」

ということも少なくありません。

特に配食サービスは地域差が大きいため注意が必要です。

噛む力が少し弱くなってきた方におすすめ

やわらかダイニング

介護食宅配サービスの中でも知名度が高く、初めて利用する方にもおすすめです。

やわらかさを

・ちょっとやわらかめ

・かなりやわらか

・ムースやわらか

の3段階から選べます。

味の評判も良く、

「介護食っぽくない」

という声も多いサービスです。

まずは公式サイトでメニューを確認してみてください。


こんな方におすすめ

・介護食を初めて利用する

・噛む力が少し低下している

・家族と似た見た目の食事を楽しみたい

ワタミの宅食ダイレクト

コストを抑えながら利用したい方に人気です。

冷凍タイプなので好きなタイミングで食べることができます。

管理栄養士監修で栄養バランスにも配慮されています。

まずは公式サイトでメニューを確認してみてください


 

こんな方におすすめ

・費用を抑えたい

・冷凍庫にストックしたい

・まずは宅配食を試してみたい

一人暮らしの親が心配な方におすすめ

「宅配クック123」

全国展開している高齢者専門の宅配弁当サービスです。

シニアの安心相談室「宅配ごはん案内」で宅配可能エリアか調べる

最大の特徴は手渡し配達。

毎日の配達時に利用者の様子を確認してもらえるため、見守りサービスとして利用しているご家族も多くいます。

こんな方におすすめ

・一人暮らしの親が心配

・毎日届けてほしい

・見守りも兼ねたい

管理栄養士が実際に食べて感じたこと

私も実際に宅配クック123のお弁当を食べたことがあります。

正直な感想としては、「特別に珍しいメニューがある」という印象ではありませんでした。

ですが、その分どこか家庭的で食べ慣れた味付けのおかずが多く、高齢者にはむしろ安心して食べやすい内容だと感じました。

特に良かったのは、冷凍ではなく常温で届くことです。

冷凍宅配食は便利な反面、解凍によって食感が変わることがありますが、宅配クック123は出来上がったお弁当をそのまま届けてもらえるため、ご飯やおかずの風味を楽しみやすいのが魅力です。

「介護食だから特別なものを食べる」のではなく、「普段の食事に近いものを無理なく続けたい」という方には利用しやすいサービスだと思います。

飲み込みに不安がある方におすすめ

メディミール ムース食

飲み込みに不安がある方や、歯ぐきでつぶせる程度のやわらかさが必要な方におすすめなのがメディミールのムース食です。

ムース食というと、

「見た目があまりよくない」

「介護食っぽい」

というイメージを持つ方も少なくありません。

しかし最近のムース食は進化しており、食材の形を再現しながら食べやすさにも配慮されています。

メディミールのムース食も見た目が比較的自然で、食事の楽しみを大切にしたい方に向いています。

まずは公式サイトでメニューを確認してみてください


こんな方におすすめ

・むせやすい

・ミキサー食を検討している

・嚥下機能が低下している

管理栄養士
管理栄養士
朝食用に少しだけ少なめ(3品入り)の弁当もあるのもポイントです!

持病があり栄養管理が必要な方におすすめ

メディカルフードサービス(MFS)

https://www.medifoods.jp/yawaraka.html?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&yclid=YSS.EAIaIQobChMImKjmz-_d4QIVSa6WCh2LgghfEAAYAiAAEgIE5PD_BwE

糖尿病や腎臓病、高血圧などで食事制限が必要な方には、メディカルフードサービスがおすすめです。

一般的な宅配弁当は「健康的な食事」を目的としていますが、MFSは医療・介護分野に特化した食事サービスです。

やわらか食だけでなく、

  • たんぱく調整食
  • 塩分制限食
  • カロリー制限食

などにも対応しています。

介護食と治療食の両方が必要な方にも利用しやすいサービスです。

まずは公式サイトでメニューを確認してみてください



こんな方におすすめ

・腎臓病がある

・糖尿病がある

・塩分制限が必要

・栄養管理も重視したい

宅配弁当では対応が難しい方へ

あいーと

あいーとは宅配弁当ではなく、冷凍タイプのソフト食です。

見た目は普通食に近いまま、歯ぐきでつぶせるやわらかさに調整されています。

私も実際に食べたことがありますが、介護食とは思えない見た目の良さが印象的でした。

「食べる楽しみをできるだけ残したい」

「市販のムース食では物足りない」

そんな方におすすめです。

こんな方におすすめ

・ムース食が必要

・見た目も重視したい

・食欲低下が気になる

管理栄養士が実際に食べて感じたこと

私も実際に「あいーと」を食べたことがありますが、最初に驚いたのは見た目です。

介護食というと、どうしてもペースト状やムース状のものを想像しがちですが、あいーとは見た目が普通の食事にとても近く、「本当にやわらかいの?」と思ったほどでした。

実際に食べてみると、見た目からは想像できないほどやわらかく、歯ぐきでもつぶせるくらいの食感です。それでいて、料理ごとの味や食材の特徴もしっかり感じられました。

特に印象的だったのは、「介護食だから仕方ない」という妥協を感じさせないことです。

高齢になると食べる量が減りがちですが、食事の見た目や香りは食欲にも大きく影響します。あいーとは、やわらかさだけでなく「食べる楽しみ」を大切にしたい方に向いていると感じました。

毎日の利用には価格面が気になる方もいるかもしれませんが、

「誕生日やお正月など特別な日の食事」
「食欲が落ちてきた方への気分転換」

として取り入れるのもおすすめです。

介護食が必要になっても、できるだけ食事の楽しみを失ってほしくない。そんなご家族に一度試してみてほしい商品です。

楽天やAmazonなどの通販では少量からも購入可能です。
数個まずは、試してみたい方はそちらから利用してみてください。

迷ったら資料請求して比較するのがおすすめ

ここまでご紹介したように、高齢者向け宅配弁当にはさまざまな種類があります。

実際には、

  • やわらかさ
  • 価格
  • 配達方法

などを比較しながら決める必要があります。

とはいえ、

家族を介護中
家族を介護中
結局どれを選べばいいのかわからない…

という方も多いと思います。

そんなときに便利なのが、複数の宅配弁当サービスをまとめて比較できる「シニアのあんしん相談室 宅配ごはん案内」です。

シニアのあんしん相談室 宅配ごはん案内

シニアのあんしん相談室は、高齢者向け宅配弁当の資料を無料でまとめて請求できるサービスです。

郵便番号を入力するだけで、自宅に配達可能な宅配食サービスを探せます。

管理栄養士が実際に使ってみた感想

私も実際に利用してみましたが、良かったのは各社のパンフレットをまとめて比較できたことです。

インターネットで比較しようとすると、

  • 価格を見る
  • メニューを見る
  • 配達エリアを調べる

と何社もホームページを行き来する必要があります。

資料を取り寄せることで、家族と一緒に見ながら比較できたのは便利でした。

また、利用前に心配していた勧誘や営業電話も私の場合はありませんでした。

まずは情報収集から始めたい方にも利用しやすいサービスだと思います。

シニアのあんしん相談室-宅配ごはん案内-

合わせて読みたい

高齢者向け宅配弁当を実際に食べてみた

実際に私が冷凍宅配食を利用して感じたメリット・デメリットをまとめています。

【実食レビュー】やわらかダイニングを7日間食べてみた感想|管理栄養士が本音で口コミ評価「やわらかダイニングって本当に美味しいの?」 「高齢の親でも続けられる?」 「介護食はまずいイメージがあるけど大丈夫?」 やわらか...

美味しい介護食「あいーと」徹底調査!

実際に食べた介護食「あいーと」を管理栄養士目線で比較しています。

【実食レポ】人気の美味しい介護食「あいーと」徹底調査!本記事のテーマ 介護食「あいーと」4品を実食。 美味しさや食べやすさをレポートします。 気になる賞味期限、価格、取扱い店舗など「あ...

刻み食作りが大変な人へ

介護食調理をラクにする便利グッズをご紹介しています。

刻み食作りが大変な人へ|介護食調理をラクにする便利グッズ 食材を細かく刻んだり、やわらかく煮たり、ミキサーにかけたり…。 ・食事のたびに時間がかかる ・後片付けまで含めると負担が大きい ...

レトルト介護食はまずい?

実際に食べ比べた感想と選び方をまとめています。

通販で買えるレトルト介護食おすすめ5選|管理栄養士が選び方も解説はじめに 在宅で高齢者の栄養相談をしていると、「介護食を作ること」よりも前に、「買い物へ行くことが大変」という声をよく耳にします。 ...

まとめ

高齢者向け宅配弁当は、「人気だから」という理由だけで選ぶのではなく、食べる力や健康状態に合わせて選ぶことが大切です。

今回ご紹介したサービスを簡単にまとめると、

  • 初めての介護食なら「やわらかダイニング」
  • コスパ重視なら「ワタミの宅食ダイレクト」
  • 見守りも兼ねたいなら「宅配クック123」
  • 飲み込みに不安があるなら「メディミール ムース食」
  • 治療食も必要なら「メディカルフードサービス」

がおすすめです。

どれが合うかわからない場合は、まずシニアのあんしん相談室-宅配ごはん案内-で資料請求して比較してみると失敗が少なくなります。

大切なのは、介護する人も無理をしないこと。

宅配弁当を上手に活用しながら、ご本人もご家族も続けやすい食事環境を整えていきましょう。

高齢者向け宅配弁当を比較したい人へ|無料で資料請求できるサービスを使ってみた親の食事作りが負担になってきた。 買い物や調理が難しくなってきた。 介護食ややわらかい食事が必要になった。 そんなときに選択肢のひ...